地下水、井戸水の水質分析・検査、調査
土木工事に伴う地下水および周辺井戸への影響調査
当社では、土木工事や建設工事に伴う井戸・地下水への影響調査を承っております。
数多くの実績を元に、適切な検査項目の提案をし、また水質変化に対するコンサルティングも行います。
背景
建設工事や土木工事の影響で、その周辺の地下水に何らかの影響を与える可能性があります。
地下水(井戸水)は、飲用利用していたり、営業用として利用している場合もあり、 もし工事によって水涸れしてしまったり、異物等が混入してしまった場合等は、補償問題にもなります。そこで、工事前に、井戸の分布及び利用状況や、水質、水位などを予め調査しておけば、 工事後に影響はあったのかどうか、影響があったとしたらどの程度か等を把握することができ、 万が一の場合、諸所の問題解決や、対策を講じるための有効な資料となります。
そのため、近年、建設工事や土木工事に際し、井戸・地下水調査を行うケースが増えてきています。
調査内容
➀井戸分布等調査
工事着工前に、その周辺の井戸分布及び使用状況を調査します。
調査例:【東京都建設局】「工事に伴う環境調査標準仕様書及び環境調査要領」に基づく調査
調査区域内に分布する井戸を確認し、次の項目について調査する。
- 所有者及び使用者の住所氏名
- 井戸の所在地工事境界線(土留線)からの距離
- 使用人員
- 水道施設の有無
- 井戸の形式用途
- 水の出具合
- 井戸の新設から現在に至る経過
②水質調査
工事前、及び工事後に、井戸水の水質検査を行います。
(場合によっては、途中経過も調べます)
検査は、飲用適合判定検査や水のイオン分析など、必要な検査を行います。
下記【検査例】の11項目は井戸水の飲用適合判定のための基本的な検査項目です。
把握しておきたい内容等に応じて、検査項目を追加することもあります。
例えば、イオン分析は水質の特徴やその変化を把握するのに有効な検査です。
どのような検査をするかは、工事の影響面で心配としている点等によって異なります。
検査内容がお決まりでない場合は、ご相談ください。
検査例:【東京都建設局】「工事に伴う環境調査標準仕様書及び環境調査要領」に基づく水質調査
現場測定
| 番号 | 項目 |
| 1 | 外観 |
| 2 | 水温及び気温 |
| 3 | pH |
| 4 | RpH |
| 5 | 電気伝導度 |
水質試験
| 番号 | 項目 | 基準値 |
| 1 | 一般細菌 | 100CFU/mL以下 |
| 2 | 大腸菌 | 検出されないこと |
| 3 | 亜硝酸態窒素 | 0.04 mg/L以下 |
| 4 | 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 | 10mg/L以下 |
| 5 | 塩化物イオン | 200mg/L以下 |
| 6 | 有機物(全有機炭素(TOC)の量) | 3mg/L以下 |
| 7 | pH値 | 5.8以上8.6以下 |
| 8 | 味 | 異常でないこと |
| 9 | 臭気 | 異常でないこと |
| 10 | 色度 | 5度以下 |
| 11 | 濁度 | 2度以下 |
その他、地下水位調査(一斉観測、長期観測)なども行っております。
水質変化に対するコンサルティング
より詳しい水質検査のすすめ
建設工事や土木工事の影響で、その周辺の地下水(井戸水)に何らかの影響を与える可能性があります。
例えば以下のような影響(事故)が考えられます。
- 濁質分の混入
- 汚水管の破損により井戸への汚水の混入
- 水脈の変化や他の水脈の混入――水質が変わる
- 水脈の遮断による水涸れ
- 地盤改良工事による薬剤の混入
- 漏水
※漏水の原因となる水源も、地下水、水道水、下水道水、河川水等考えられます。
工事前の周辺井戸調査における水質検査では、飲用適合試験(11項目試験)を行うことが多いですが、 もし実際にこれらの影響(事故)が発生してしまった場合、11項目の検査結果だけでは、 その詳細を解明することはできません。
また、問題発生後に調査をしても、発生前の水質結果がわからないため、 原因解明や因果関係の把握に苦労する場合が多々あります。
そのため、予測される影響に備え、工事前により詳しい水質検査を行う事をおすすめします。
どのような検査をするかについては、アドバイスさせていただきます。ぜひご相談ください。
>>> [参考] 水のイオン分析へ
水質変化に対するコンサルティング&ソリューション
万が一、水質の変化などの影響が起こってしまった場合、 例えば【水質のどの項目がどの程度変わった】という結果だけをご提示しても、問題解決には至りません。
対策を講じるためには、その変化が【何が原因で起こったのか】を解明することが重要です。
私どもは長年、水質変化の原因解明や、不明湧出水の解析などを行ってきた会社です。
豊富な経験と知識を元に、水質変化の原因を究明し、対策を講じるお手伝いをさせていただきます。
飲用井戸水の水質検査
井戸水はその土地から得られる貴重な資源ですが、有害物質の地下浸透や井戸等の整備不良などにより汚染されるおそれがあります。
飲用や浴用水として利用される場合は健康被害を防ぐためにも定期的な水質検査が必要です。
東京都では飲み水として使用している井戸の衛生を守るため、「飲用に供する井戸等の衛生管理指導要綱」が定められています。
