選択除草により豊かになるビオトープ施工管理とは?
選択除草とは?
春を迎え気温が上昇すると、植物たちは一気に生長します。手入れを怠ると、あっという間に無造作に茂ってしまうものです。
そこで私たちは、公園や庭園など植物が生い茂る場所において、定期的なメンテナンスを行っております。その中でも特に特徴的な管理手法の一つが選択除草です。
選択除草とは、残すべき植物を見極め、それ以外の外来種などを抜き取る管理手法のことです。
除草する植物の選定基準は、季節や公園・庭園側の意向、そして現場の状況によって異なります。選択除草についての詳細は、以下のリンクよりご覧ください。


選択除草前は乱雑としていた風景が、選択除草をすることで見せたい植物は残しつつきれいになりました。隠れていた看板も見え、すっきりとしています。
選択除草によって生まれる新たな視点
選択除草を継続することで、私たちのほかの事業にもつながりが生まれます。その一例が、ビオトープの施工および管理です。
ビオトープ施工時には、どのような環境を目指すかに合わせて植栽する植物を選定します。選択除草の経験を積むことで、湿地帯などの環境に適した植生への理解が深まり、その土地の特性を最大限に活かした環境づくりが可能になります。完成したビオトープは、地域の本来の植生を再現しているため、環境学習の場としても有効活用することができます。

また、施工後の維持管理においても選択除草は不可欠です。施工直後のビオトープは植物が定着しきっておらず、放置すると生長の早い優占種が即座に広がり、植生が単一化してしまう恐れがあります。そこで適切な選択除草を行い、優占種や外来種を抑制することで、多様性に富んだ豊かな生態系を築くことができます。
私たちにとって選択除草は、単なる管理作業にとどまらず、事業の質を高めるための重要な技術であり、大きな強みとなっています。
おまけ
ある公園で植生管理を行っていた際、カルガモの営巣を発見しました。
カルガモは、天敵から身を守るために水辺近くの草むらに隠れて産卵し、孵化まで抱卵を続けます。もし通常通りの草刈りを行えば、巣が露出してヘビなどの外敵に襲われるリスクが高まってしまいます。
そこで私たちは、本来の刈り取り予定を変更しました。巣の周囲は草丈を維持し、親ガモを刺激しないよう細心の注意を払いながら、周囲を丁寧に整える管理作業へと切り替えました。
このような予期せぬ出来事に対しても柔軟に対応することで、私たちは植物だけでなく、そこに暮らす生き物を含めた「より豊かな環境づくり」を目指しています。

弊社で行っているビオトープの施工管理については以下のリンクからご覧ください。






