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水質、土壌、自然環境の分析・調査・コンサルティング、植生管理、ビオトープ、屋上緑化など
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Vol.5 小さな生態系

井口 英人

環境問題が頻繁に取り上げられるようになり、都市部でも緑化を広げようという動きが顕著に現れ始めています。 現在行われている緑化の目的は、主としてヒートアイランド現象の緩和にあります。 それはそれで結構なことだとは思いますが、私個人としてはもう少し緑化の質について考えてもいいのではないかと感じています。

弊社は、できる限り本来の自然に近い環境を再生していこうというコンセプトを掲げ、ビオトープ造りを中心に様々な緑化事業を展開しております。

ヒツジグサ

先日完成した小学校のビオトープは、約57㎡と小規模なものですが、池、田んぼ、湿地、草地という環境を取り込んでおり、必要となる水の一部は雨水を利用できるシステムを導入することで補っています。 このビオトープは、計画段階から子供たちと協議し、できる限り彼らの希望を盛り込んだ形で設計していきました。 計画段階から子供たちが関わっていたので、子供たちの方から積極的に工事の手伝いを申し出てくることが度々ありました。 やりたい子供たちにはできるだけ手伝わせてあげるというスタンスでやっていましたが、やはり子供の行動は予測不可能で気が抜けません。 とはいえ自分たちで計画したものを自分たちの手で造り上げていくことは、彼らにとっていい経験になるだろうし、こちらとしても元気な彼らと一緒に作業するのはとても楽しいものでした。

ミソハギ

そんな工程を経てできたビオトープは、春の植栽を待つばかり。 今回携わってくれた子供たちが主導となって、小さいながらも一つの生態系を理解するきっかけとしてビオトープを利用し、後輩達に継承してくれることを期待しています。

'08.01.

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