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Vol.17 梅雨

大内 夕季

日本の「春夏秋冬」には「雨」という字があってもおかしくないと思います。 それくらい、日本は梅雨と長い付き合いをしてきました。

しかし、近年は梅雨の時期になると日本各地で局所的に災害レベルの大雨が降るようになりました。今月、九州を襲った記録的な豪雨は新潟へ移動し、各地で人や農村に大きな被害をもたらしました。昨年は北海道が大雨の被害にあい、玉ねぎなど野菜が出回らなかったニュースが記憶に新しいです。一昨年は茨城の川が氾濫し、稲がほとんど流されてしまったことも覚えています。もし東京に1時間100ミリの雨が降り続いたら、交通機関は麻痺し、地下鉄・地下街の水害、停電、断水、食料などの買い占め、飛んでくる看板等の二次被害など、都市独特の被害が想像できます。

そんなニュースを聞いていると、梅雨は大雨による災害の印象が強く、良くないイメージに思えても仕方がありません。

ただ、梅雨は大事な日本の気候です。何日も続いた雨からカラッと晴れて夏へとスイッチが切り替わる時、日本人は「夏がきた」と感じ、太陽の力で自律神経が刺激され心も身体も活発になります。 植物も同じです。梅雨の間エネルギーを貯め、夏が来た途端、一気に生長を加速し繁茂します(なので私たちは梅雨の前後で草刈り管理をオススメしております)。 また、雨の時期を利用して、魚類や両生類など新天地を目指す生きものも多いです。道路で干からびているミミズは雨の日に移動しようとして失敗したのでしょう。

梅雨は生きものへの「恵みの雨」の季節であってほしいと心から思います。

今月の豪雨で亡くなった方へご冥福をお祈りするとともに、 来年は穏やかな日本の梅雨が訪れる日を願っています。

'17.07.

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